パニック障害を理解されない
突然の激しい動悸
親友が過労、睡眠不足、かぜなどの身体的悪条件や、日常生活上のストレスなど、非特異的な要因も、発症や発作の誘因と考えることができるということに時間が経つにつれ言われてました。パニック発作では、突然の激しい動悸、胸苦しさ、息苦しさ、めまいなどを伴う強い不安と恐怖に襲われていたり、親友は心臓発作などを疑って救急車で病院へ行ことも数回ありました。血液、心電図、をしまして場合によっては脳波検査などが行われ、心血管系疾患、呼吸器疾患、低血糖、薬物中毒、てんかんなどが除外されました。治療法には、薬物療法と認知行動療法がありました。抗不安薬や抗うつ薬、などを使ってパニック障害発作が起こらないようにする治療を行いました。パニック発作は薬物でほとんど治りますが、予期不安や広場恐怖はその後も長く続くことが多く、これには認知行動療法を併用する必要があります。うつ病が合併した場合は、休養と抗うつ薬療法が必要で、つ病の治療に似ています。病気に気づき、パニック障害発作を経験したら、まず内科などで体に異常がないかどうかを検査します。異常がないのに何度も発作を繰り返すとき、パニック障害です。
パニック障害の不安は気の持ちようなどではなく、病気であり治療の対象であることを、本人も周囲の者も知ることが必要です。飲んだ抗うつ剤で感じた副作用で、共通していたものは眠気です。薬が強いと全身の脱力感もでてくるようです。親友はそれから不安が軽くなってきたようでして今では今まで避けていた外出に挑戦しまして慣らしていく訓練などを行っています。
「仕事辞めたら」
私は会社の事務職をしていました。いつも通り事務の仕事をしているときは良いのですが、会議で人前で話さなければならないという機会もありました。それが苦手でした。最初は苦手という意識だけだったのですが、ある時急に倒れてしまいました。たまたま体調が悪かったのだと思っていたのですが、また翌週会議の時間になると、冷や汗がでてきて、椅子に座ってることすら厳しい状態になりました。
私の母も同じような症状のパニック障害で心療内科に通っていることから、私も心療内科で見てもらうことにしました。すると、「パニック障害」と診断されました。会社の上司に話すと、「無理をせずに、有給をとっても良いよ」と言ってくれました。だから数日間だけ有給をとり、休ませてもらいました。しかし、それだけでは治るはずもなく、会議になるたびに体調を崩してしまいました。まわりの人からは、「またかよ」「仕事辞めたら」という冷たい言葉を言われることもありました。上司だけは、また「無理しなくて良いよ。会議だけでないことにする?」と声をかけてくれました。しかし、まわりの人の目もあるので、薬を飲みながら会議に出席するようにしていました。
上司が味方でいてくれたことだけが救いでした。今もまだ治ってはいませんが、具合が悪くなりそうなときに、水なしで飲める薬を出してもらって、それを飲むようになってからは少しだけ落ち着いた気がしています。パニック障害を治すのは長期戦だと思うので、長い目でみて治していけたらいいなと思います。