勝手に退職すると発表されてしまって
営業職って一度でも仕事ができなくなったら使い捨て
国産ディーラーで営業職をしていた時のことです。ノルマノルマの世界で、毎月増えていくノルマと上司からの圧力に嫌気が差し、だんだんと精神的に病んでしまいました。体調も崩してしまったので上司と会社の上層部の方と面談をして、一旦休職をすることになりました。一旦1ヵ月仕事を休んでリフレッシュしてみようという話になったので、とりあえず体調を元に戻すためにも家で体を休ませることにしました。
薬も眠気の副作用があるものだったので、スマートフォンに続々と連絡が来ているのには気づきながらも寝てしまい、起きた時の連絡数に驚きました。ほとんどが同じ職場の同僚や後輩からの連絡で、「会社を辞めるって上司から報告があったけれど、本当?」というものでした。休職することにはなったけれど、退職するなんて話は全く面談では出てこなかったので、そんな話になっていることに驚きました。同時に、「営業職って1度でも仕事ができなくなったら使い捨てなのかな」という悲しい気持ちになりましたね。しかも、私は精神病にかかっているなんて一言も言っていないのに「どうやらうつ病みたいな感じらしい」と終礼で言われたと報告があったのです。
確かに、私が休職している間も支店に課せられるノルマは変わらないので、同じ支店の人には迷惑をかけるかもしれませんが、そこまで作り話をしてまで敵にしたいのかと悔しい気持ちになりました。その後、人事の方に連絡をして事情を話し、休職ではなく退職にしてもらいましたが、謝罪などは一切ありませんでしたね。
会社に戻りやすい休職時の体制作りを
休職をするのであれば、精神的に病んでいることには触れずに、「体調不良」とシンプルに伝えてもらった方が良かったです。また、休職=退職という訳ではないので、例え自分が「この人辞めるだろうな」と思っていても、勝手に「あの人は退職するから」と会社の終礼で言われたのが腹が立ちます。皆に休職のことを話してくれるのはありがたいですが、できればオブラートに包む形で正確な情報だけを話してほしかったなと思います。休職明けも会社に行きやすい環境づくりをしてほしいです。