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許せなかった一言とピアカウンセラー

2016/08/04 大事にしてもらえない
この記事は約 3 分で読めます。
停電之夜

勝手に帰るのは許されない!

前職での話です。
新卒で入社したこの会社では、配属された部署の直属の上司とはそりが合わなかったものの、それ以外の同僚や先輩方にはかわいがっていただき、充実した毎日を過ごしていました。
しかしあるとき起こったあることがどうしても許せず、それが引っかかって結局転職を決意するに至りました。

それは東日本大震災後のことです。
東京の郊外に位置していたこの会社は年配の社員を中心に、車通勤が多くを占めていました。車を使わない場合は、本数極少のバスと電車利用です。この通勤環境の格差が考慮されていないと不満を感じることはままありました。震災後の計画停電の当初、電車が計画停電地域を通る際に不測の事態が起こることを避けようと運休したり、大幅に間引き運転をしていました。バス+電車組は、帰宅できなくなることを恐れて、定時後なるべく早くに退社していました。

私も、同じように早めに帰らせてもらっていました。もちろん業務はしっかり終えた上でです。
それを直属の上司(車通勤)に咎められたのです。
大声で「こんなときにさっさと帰るなんて自分勝手なこと許さないぞ」と言われました。そして、誰も異を唱えてくれなかったのです。

後になって「あれは酷い」とか「何かあったら近所の自分たちがフォローするから帰りな」と言ってくれる人はいました。でも、あの場で誰も否定してくれなかったことで、いざというときにこの会社は自分を守ってはくれないと感じたのです。

その時点で、長く働き続けるという選択肢は霧消しました。

会社との架け橋にもピアカウンセラー

人は何かのきっかけで心にわだかまりをもってしまいます。
上司部下の間では解消できないそんな心の隙間をカウンセラーという第三者的な存在が癒せる場合があります。ピアカウンセラーはその時に話をしている社員を最優先に考えながらも職場環境がより良くなるように調整することができます。同じように悩んだことがある職場仲間(ピア)ならば本人の辛さに共感しつつもサポートすることができるかもしれません。ピアカウンセラーはバランス感覚が重要な役割でもあります。

 

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