ピアカウンセラーの知名度を上げる
ピアカウンセラーが大変重要
世の中には、たくさんの『うつ病』などの精神疾患を抱えて、日々つらい思いをされている方が大勢おられます。そして、家族や友人など、身の回りの人につらさを訴えかけても、理解してもらえなかったり、逆に負担になるようなアドバイスをされたりして、余計に辛くなってしまう方がたくさん居られるとききます。そこで、医師などでもできないピアカウンセラーというものが、たいへん重要だとおもいます。
自分がずっとつらさを経験してきたからこそ、相手が今望んでいることが分かる。当事者は、アドバイスを求めているのではなく、ただ温かく聞いて欲しいだけなのだと、ピアカウンセラーだからこそできることだと思います。そして、ピアカウンセラーの人たち(いわば同じような経験をした人たち)がいることを認識するだけでも、つらいのは自分だけではないのだと思えると感じます。そうして温かく見守ってあげるうちに、自然とうつ病などを時間が解決してくれる事例は、たくさんあります。その様にしていくためには、ピアカウンセラーというものの知名度や地位を向上していく必要性があるとおもわれます。それに、ピアカウンセラーの人たちが活動していくために、当事者の人たちに認知してもらうためのPRが必要だと思います。ピアカウンセリングということ自体は、たいへん社会に対して必要性の高いことですが、ピアカウンセラーも当事者も人間なので、合う合わないがあります。悩みを抱えている当事者は、すごく繊細でネガティブになっています。そのために、同じピアだとしても関係性が上手くいかない場合は、そのまま続行して負担をかけてしまったり切捨ててしまうようでは、絶対にいけないとおもいます。
最後に、ピアカウンセラーは、自分の体験からの自分の価値観にとらわれたり押し付けたりすることなく、学習を続けていくことで、カウンセラーとしての切り替え方や力の抜き方などを体験していくことによってカウンセラーの負担もおさえられ、活動を続けていくうちに当事者だった人がピアカウンセラーになって、今度は自分が困っている人を助けることができるといった社会のサイクルが出来上がるとおもいます。
自死遺族のピアカウンセラーも
近年、日本国内ではようやく自殺者数が30000人を切りました。しかし、まだまだ自殺者数は多いです。自死をされる方は、さまざまな悩みを抱えて命を絶ってしまいます。そして残った遺族は、時間が解決することなくずっと忘れることができない人たちもいると聞きます。自死遺族のピアカウンセラーがいたら、残された遺族はきっとこれからの未来のための一歩を踏み出しやすくなる人がいると思います。大きな事件や震災でも、ピアカウンセラーの存在によって一歩を踏み出しやすくなると思います。地震などの震災に逢われた方の多くは、PTSDやフラッシュバックなどで悩まされ、そのことから不眠症などで体調を壊してしまいます。ピアカウンセラーは正しく接してあげることができれは、さまざまなことで悩んでいる多くの人たちに勇気を与え、人生を変えてあげることができます。