自宅療養中って何したらいいの?
休むって何をしたらいいかわからない
ストレスチェックを受けて、医師や上司と相談の上、しばらくの間、休職することが決まりました。確かに、うつ病などのメンタルの病は休憩が必要なのはわかります。
でも、休職って何したらいいの?
何もしないでぼーっとしていてはそれこそ、ますますふさぎ込んでしまいそうですし、家族やまわりに住んでいる人の視線も少し痛いものもあります。ましてや、家族からなんにもしてないで!とか言われてしまうとますます凹んでしまいます。
さらに、休んでいるにも関わらず、お給料は入っているのでその申し訳無さなども相まって休んでいるどころの気分ではない人もいるかと思います。そんな人のために、休み中にできる簡単な意識づくりをご紹介します。
規則正しい生活を送ろう
一人暮らしで時間に余裕ができて、「休んでいなさい」と言われるととりあえず、寝ようと思うのはよくあることだと思います。普通に風邪を引いたときはよく寝て、身体温めて、栄養あるものを食べますしね。
確かに、そんな生活もちょっとの間は大事なことです。何日か休んで気が変わる方もいらっしゃいます。しかし、実際はそんな期間がどんどん長くなっていき、生活リズムが崩れ結局、引きこもりのような生活になってしまうことがあります。
それでは休んでいるのか引きこもっているのかわからなくなってしまいます。さらに、いざ、復職というタイミングで変な風に身体を壊してしまう可能性もあります。
そうならないためにも、まずは意識して規則正しい生活を送るように心がけましょう
規則づくりのための習慣
そうはいっても、規則正しい生活を送れと言われて、出来るのであれば苦労はありませんよね。
そんな人のために、休職している方が利用しやすく、復帰に向けて前向きに活用できる機関をご紹介します。
リワークプログラム(復職支援プログラム)
リワークプログラムは認知行動療法をなどを行い、どうして追い込まれてしまったのかを分析し、その認知のゆがみを直していくプログラムです。企業と連携している病院、またはお近くのメンタルクリニックと併設している施設で行っていることがあるので調べてみるのがよいでしょう。
リワークプログラムの中身が効くのももちろんですが、そこで出会える自分と似たような境遇の人たちとの話をすることでとても気分が晴れて、復帰に向けて前向きに活動していけるようになります。
メンタルケア病棟に入院
入院と聞くとかなり重めの症状の話に聞こえますが、休み中何をしたらいいのかわからなくてひどく落ち込んでしまうくらいであれば、治療という目的意識を持って入院するというのも手段の一つでしょう。
閉鎖病棟のような空間ではないので、ノビノビと療養できますし、上記のリワークプログラムなんかを受けられるところもあります。
何より、毎日生活を管理されるので自堕落な生活に落ちてしまうことは防ぐことができます。病院のほうで適切な治療も行ってくれるので、比較的早く元気になれることでしょう。
やりたかった勉強をする
上2つは多少なりともお金はかかってしまいますし、近くにいい施設がなければ利用できないという欠点があります。しかし、勉強ならば復職後の仕事にも役に立ちますし、今後の人生という大きい視野で見てもマイナスになることはありません。
もちろん、体調的に問題がなく、1ヶ月程度のスクールに入れば生活リズムが大きく崩れることもないでしょう。
勉強しているという名目が立っているので、周囲からそこまで冷たい目で見られることも少ないです。さらに、復帰後、勉強した内容で周囲を助けてあげることができれば、ますます自信を取り戻して前より活躍できるようにもなっていくことでしょう。
ピアカウンセラーという選択肢
自分がつらい経験をしたというのは非常に大きな財産として考えることができます。こうしたことを経験していなければ、リワークプログラムを受けることもできなかったですし、まとまった時間を取って勉強することもできなかったかもしれまえん。
しかし、自分と似たようなつらい経験をさせてしまうのを放っておくわけにもいかないのが人情だと思います。そんな人にオススメなのが「ピアカウンセラー」という生き方です。カウンセラーという名前ではありますが、実際は悩みの先輩として、同じ道を踏まさせないようにアドバイスする立場の人のことです。
この考え方は下は小学校でも取り入れられ、上はお年寄り同士でも取り入れられています。イメージはOJTに近いと思います。
せっかくまとまった休職期間を無駄にせず、無理なく自分ができそうなことをやっていくのが回復への一歩となることでしょう。