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あなたも使ってませんか?上司が使わないほうがいいNGワード

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上司の責任は大きくなるばかり

メンタルヘルスの研修を受けるとどんどんあれをしなさいこれをしなさいと言われ、部下の健康状態の責任をどんどん追わせれていってしまいます。普通に仕事ができるだけではなく、ケアまでしないといけないというのはとても大変です。

ましてや、ケアだけじゃなく、仕事の種類も多岐にわたってきていて、個人情報の取扱方法やパソコンの取扱にも気をつけなければならない話もたくさん聞こえてきます。

中でも特に部下との接し方には問題が多くあります。

セクハラ、パワハラというハラスメントから派生して、スメハラ(スメルハラスメント、においのハラスメント)などの造語のようなハラスメントまで現れてきました。

こうしたことから、上司という存在への風当たりの強さは今後さらに強くなっていくと思われます。そうなってきても、上司のメンタルヘルスというのは、おそらく強い立場であるということが理由で後回しにされてしまうでしょう。

部下が働きやすい会社は上司にとっても働きやすい

部下にたくさん気を使うことが増えてきて大変だというのはよくわかります。しかし、部下が働きやすい職場というのは巡り巡って上司も働きやすい会社ということにならないでしょうか?

部下の一人ひとりがイキイキと働いてくれて、その能力を存分に発揮してくれて、風通しもよく、問題が荒ればきちんと相談も報告もしてくれる。そんな職場を作ることができれば上司としても働きやすく、部下からも信頼されて鼻が高くなるような毎日を送ることができるでしょう。

では、反対に部下が働きづらいとどういうことになるか、、、

能力を発揮してくれることもなければ、問題はことが大きくなってから報告される。ましてや、相談もされないから、問題を解決しようにもできない。ミスした部下をなんとかしないといけないから、なにかすると部下はメンタル不全で会社をやめたり、転職してしまう。人材が減るからまた負担が増えていって、、、

こんな感じの悪循環が発生している会社もあるのではないでしょうか。だから、ずっと求人を出している会社はブラックだと言われてしまい、求職者からも嫌煙されて結局集まるのは何か抱えた人ばかり。

上司が使っちゃいけない10の言葉

少し前にツイッターで、「少しは自分で考えろ」「なんで前もってやり方を聞かなかったんだ」と言われた部下が3日で辞めたという話も盛り上がっていましたが、本当にこんなことを言っているようで部下にとって働きやすい職場であるわけがありません。

今まではそれでも上司として仕事ができていれば会社が守ってくれていたかもしれませんが、今後、社会がそういった人に対して厳しくなっていくことでしょう。

上司としての管理能力がないということで、仕事をなくしてしまうということもあり得るかもしれません。

そんなことにならないためにも、明日から使える使わない方がいい10の言葉をご用意しました。

  1. 早く仕事しろ
  2. ふざけてないで仕事しろ
  3. 勝手にやるな、俺が言ったとおりにやれ
  4. 文句を言うな
  5. 頑張りが足りないからうまくいかないんだ
  6. ごちゃごちゃいうな
  7. もしそれができなかったら、罰があると脅す
  8. やる気を見せろ、結果を出せ
  9. メンツをつぶすな
  10. なんで~しないんだ

 

下手すると、一日ですべてフルコンプしたことある人というのもいるかもしれませんね。もしかすると、今日使っちゃったかな、という方もいるかもしれません。

要するに、命令系に口調で仕事をさせてもほとんどうまくいかないということです。これは相手が部下だからとか、メンタル不全者だからという話ではありません。きっと、こういう言葉遣いをしている人同士の関係であってもだいたいうまくいかないことでしょう。

何故かと言うとやる気にならないからです。ちゃんというと、やるという意思決定をさせるような言葉ではないからです。やれと言われてやるのであれば、きっと夏休みの宿題は完ぺきにこなしているでしょうし、仕事なんだから当たり前だという話であるのであれば、御社はなぜ世界一ではないのでしょうか?

逆に言うと、やる気さえうまく引き出して、ミスをしないように仕向けることができればいいのです。

明日から使える、優しい言葉

もし、早く仕事をしてほしかったら、一度、相手のことをねぎらってあげればよいのです。大変そうだね、うまくいっている?と声をかけてあげて、僕だったらこんなふうにして早くするな~と話してあげればいいのです。

そうすると、やれと言われていないので、自分でそうか!こうすればいいんだ!と気づいて、自分から動けるようになります。自分から動けるようになるときちんと自分で考えるようにもなりますし、わからないことが明確になるために相談もしやすくなります。

恐怖政治的にうまくいっているのは、まさしく恐怖政治で被害を被るのが嫌だから頑張っているだけで、そんな仕事がいい仕事であるはずがありません。確かにいい関係性の中であればよいかもしれませんが、よい関係性を築く前に恐怖政治を行っていても部下はついてくるどころか、どんどん嫌になっていきます。

良い仕事をしたければ、良い環境を作るという単純なところに一度立ち返って考えてみるのが良いでしょう。きっとたくさん上司同士でも、部下上司の関係で苦労した人はいます。

そんな人同士で関係性を築いていければ、課題を見つけやすくいい環境づくりがはやくできるようになっていくことでしょう。

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