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そもそもカウンセリングって何?~メンタルヘルスケアの疑問~

Clinic Counselling Session

カウンセリングは誰のためのもの?

ようやく春の兆しが見えてくるかなと言う時期の2月ですが、今くらいが一番寒さが厳しいですね。寒波で鳥取砂丘が雪景色になっているのを見ると、あと二ヶ月もしないうちに桜が咲くとはとても思えないこの頃です。
寒い日が続くと朝起きるのが億劫になったりして、どこか憂鬱な日が続くものです。ただでさえ、寒くて憂鬱なのに、ちょっとした仕事の悩みは家族の問題がジワジワ積み重なってきて悩みがたまっていきます。悩み相談と言うほどでもなく、どこか自分の気持が整理できていなくてモヤモヤしているときはありませんか?仕事で我慢はできるほどなんだけどなんかモチベーションがあがらなかったり、家族の問題でちょっとどうしようかと考えている。はたまた、自分の転機についてどういう風な決断をしたらよいのかなどちょっとしたモヤモヤというのはつきものです。
実はカウンセリングというのはそんなちょっとしたモヤモヤを晴らすために使えるのです。

カウンセリングのイメージ

日本ではカウンセリングというと結構深刻な悩みを相談する、メンタルヘルス系の病気の人がするものちうイメージがあります。確かにそれはあっています。しかし、欧米ではカウンセリングというのはもっと気さくに行われています。というのは、自分のことをよく話しているイメージのある欧米の人ですら、自分が本当にどうしたいのかというのは自分でもわかっていないことがあります。そんなとき、信頼しているマイ・カウンセラーやマイセラピストに相談して自分の気持ちはいったいどこに向かっているのかを確認するのです。だからこそ、欧米の人は自分のやりたいことに正直に見えるのかもしれませんね。

カウンセリングの効果

そんな風に自分のちょっとしたモヤモヤをすっきりさせるための思考整理ツールとして働くのがカウンセリングなのです。最近、日本でも取り入れられつつあるコーチングというのもカウンセリングをより課題解決やモチベーション向上にフォーカスしたものです。欧米では、どんなコーチをつけているかでその人の優秀さを図るなんていうことも起きています。おそらく、その波がちょっとずつ日本にも浸透してきていて、やる気の出ない社員にコーチをつけて頑張ってもらうというのが日本流のカウンセリングの取り入れ方とも言えるでしょう。

目的はスッキリさせること

カウンセリングを受けるという言い方だと若干のマイナス印象を受けますが、コーチを受けているというと意識の高い優秀な人に見えます。コーチングで行われいていることもカウンセリングで行われていることも同じ部分のものはたくさんあります。しかし、その目的はモヤモヤをスッキリさせることにあります。カウンセラーは悩みによりそってアドバイスはしないとは言われていますが、きっと私達がほしいのは寄り添ってほしい気持ち半分、答えが欲しい気持ち半分だと思います。仕事をしていると結局どういう結果が出るかということに気持ちが向きがちなので、答えが欲しい人がほとんどかもしれません。

答えはあなたの中にあるかも

そのあなたが欲しがっている答えというのは、もしかしたらあなたの中にあるかもしれません。それをカウンセリングしながら引き出していくのがカウンセリングの役割の一つです。カウンセリング≒療法というイメージが先行しているため、病気でもない人が受けるものという印象を受けがちですが、実際はそういう側面だけでなく、このように答えを導いたり、気づかせてくれる一面もあります。

会社の中にカウンセラーを入れる意味

メンタルヘルスケアの一環でカウンセラーを入れることが推奨されています。そうするとどうしても、病気がちの人のためのものというイメージになって普通の社員は寄り付きづらいものです。もし、そういうイメージを払拭して30分話して悩みをスッキリさせて、明日からの仕事を楽しくできるようになるツールという位置づけに出来ればカウンセラーはメンタルヘルスケアだけでなく、モチベーション管理や売上向上につながることにもなります。
春になると色んな人が出入りしてストレスがたまりやすい季節にもなるので、一度試しで導入してみるには良い季節なのではないでしょうか?

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