10年日記がかけがえのないものに
10歳のお誕生日プレゼントに
娘が小学校4年生になる10才のお誕生日に、くまのプーさんの表紙の10年日記をプレゼントしました。
娘の欲しがっていたものだったので、とても喜んでくれたのを今でも覚えています。小学校の頃の日記の内容は、当時の習い事の話や友達と遊んだ話、お姉ちゃんとケンカした事や家族で旅行に行った話が幼い大きな字で書かれていてイラストもたくさん書いてありました。中学校に入ると、勉強の悩みや部活での先輩の愚痴が殴り書きで綴られていたり、好きな子の事や初めて生理がきた日の事など。そしてだんだん元気がなくなっていき学校に行けなくなる当時の様子も赤裸々に書かれていて、今読んでも当時の辛くて眠れなかった日々を思い出しました。
決して楽ではなかった学校生活
娘は中学1年の秋から不登校になりました。手抜きが出来ない真面目な子で人一倍の頑張り屋さんな娘だったので、何事にも妥協せず頑張りすぎてしまいキャパオーバーになってしまったのでしょう。学校に行きたいのに行けない日々。学校に行こうとすると頭がガンガンに割れそうな位の痛みで嘔吐を繰り返し、お腹もゆるくなって下痢でトイレから出られなくなってしまいました。母親の私も本当に辛かったです。なんでうちの子だけ普通に学校が行けないんだろう?育て方が間違ったのか?と毎日家に居る娘に気付かれないよう隠れて泣いていました。そして2年の不登校生活から学校に復帰しました。それからは高校も大学も休みがちではありましたが、なんとか卒業して良いご縁があり去年嫁いで行きました。
かけがえのない娘の10年
この10年日記がこんなに深いものになるとは当時予想もしていませんでしたが、娘にとって本当に涙がにじむ大切なかけがえのないものになったようです。先日、一緒に見せてもらって読んだ時は二人で泣きました。親子共に辛かった事・楽しかった事が溢れている日記になりました。これが我が家のかけがえのないものです。