昌幸ロスってなんで起こるの?
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『昌幸』の最期
9月25日の大河ドラマ「真田丸」でとうとう人気のあった草刈正雄さん演じる真田昌幸が死んでしまいましたね。
同じ回では、稀代の名将本多忠勝に、築城名人加藤清正もナレ死
真田家が直接目にしていない出来事はとことん早く描かれてしまう『真田丸』ならではの演出だったと思います。
SNSではナレ死がトレンド入りしたり、昌幸ロスが2日たった今でもあちこちでつぶやかれています。
かくいう私も、信繁の子供、大介にケンカで勝つ方法を教えている姿と徳川に勝つ方法を伝えている姿にはとても感動しました。『君の名は。』の聖地は巡礼する気はないけれど、上田と和歌山には一度、足を運びたいなと思っております。『真田丸』はここ数年の大河ドラマで一番愛されていたといっても過言でないのではないでしょうか。
最近の○○ロス
流行語大賞にもノミネートされた「ましゃロス」
いいとも最終回を迎えたときの「タモロス」
西島秀俊さんが結婚したときの「西島ロス」
あまちゃんが終わったときの「あまロス」
ロスという言葉が流行り始めてから大小合わせても、一つの季節に一つはロスが起きていますね。
どうして起きるの?昌幸ロス
ドラマや人気のテレビ番組が最終回を迎えるとささやかれる○○ロス
毎週楽しみにしていたものがふとなくなってしまう喪失感、ずっとそこにあってくれるものだと思っていたのに・・・
好きだった俳優さんの結婚、あのモデルの結婚、妊娠などそういうときにもロスという言葉は使われますよね。
ロス状態
簡単に言ってしまうと、ずっと大切にしていたものがいなくなってしまって、寂しくてつらい状態のことを言います。そんな寂しさから精神的、身体的に不調をきたしてしまうのがひどいロス状態です。
なので、昌幸ロスに関しては毎週日曜日に楽しみにしていた、「わしゃ、知らんぞ!」「おのおの、抜かりなきよう」が聞けなくなくってしまって、とても残念で寂しいという状態です。
しかし、このロス状態も悪化していくとロス症候群というもう一つ重い状態になってしまうこともあります。
ロス症候群
ロス症候群という状態があります。これは単なるロス状態とは違って、油断すると深刻な心身症を発症しかねない状態です。情緒不安定、疲労感やめまい、摂食障害から、錯覚や幻覚、お腹がゆるくなったり、胃潰瘍など、いわゆるうつ病と似たような状態になってしまうことがあります。
私達が気軽に○○ロスと言っているどこかにはひょっとしたらここまで落ち込んで、つらい状態の方もいるかもしれません。そうはいっても、○○ロスというのとは程度が違う状態なのでご安心ください。
ロスから抜けるには?
ロス状態、ロス症候群どちらになったとしても、つらいことには変わりませんね。
その人の心の強さの問題というよりは、失ったものとの関係が強ければ強いほど、ロスというのは重く現れます。身近に想像しやすいのは親族の死なんかがあげられるのではないでしょうか。
そんな辛くて悲しい状態から抜けるには段階が必要とされています。
- あるがままの事実を受け入れる
- 十分に悲しい気分に浸る
- その存在がなくなった環境に慣れていく
- よい想い出になっていく
この4つの段階があります。それぞれの段階にそれぞれのつらさがあります。いなくなってしまったという事実を受け入れるつらさ、悲しい気分をたくさん味わうつらさ、大切なものがいなくなってしまった環境になれていくつらさ、そんなふうに思い出になる頃には人によっては年単位の年月がかかってしまうかもしれません。
そのため、本当につらい状態になってしまったときはカウンセラーを頼るというのも選択肢の一つであると思います。3年くらいかかってしまうかもしれないつらさが少なくなると考えれば、精神的な負担はだいぶ軽くなることでしょう。
今後の『真田丸』にも目が離せない!
そんな暗い話もありますが、次週からの真田丸も非常に楽しみです!
真田親子が和歌山の村から逃げ出し、大阪入り。
ドラマのタイトルにもなっている真田丸の建築。見どころはまだまだ続きます。
史実が変わることはありませんが、どうしても豊臣側が勝つことを期待してしまいます。